1月23日は、真白き富士の根の日です!
1910年1月23日に、神奈川県の逗子開成中学(旧制)の生徒が、学校のボートで出かけたところ、七里ヶ浜で遭難し、乗っていた 12人全員が死亡してしまいました。
いくつかの偶然が重なって起きてしまいましたが(事故になるときにはありがちなことですが)、このことは、生徒が勝手にボートを持ち出すことができてしてしまったことなど、当時大変な話題になったようです(真白き富士の根(逗子開成中学校・高等学校):)。
姉妹校である、鎌倉女学校(現在の、鎌倉女学院)の教諭(三角錫子)が、このことを哀悼する歌を作り、翌月に行われた追悼式で、三角教諭が弾くオルガンで、女学生たちが歌い、御霊にささげたそうです。
そのときは、単なる「哀歌」と言うタイトルだったそうですが、その後に「真白き富士の根」と言うタイトルが付けられ、広く愛唱歌として歌われてきました。
また、遭難した中には、兄弟で乗っていた人たちもありましたが、遺体として上がったときに兄が弟をしっかりと抱きしめていたことが、涙を誘いました。
そのことから、その後、稲村ガ崎に、遭難碑として彼ら兄弟の像が建てられました。

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