5月1日は、メーデーです!
現在、メーデーと言えば労働者のための日として定着していますが、そもそもは、古代ローマの祭に由来していて、この日に豊穣の女神である「マイア」を祭って、供物が捧げられるという、春の訪れを祝う日とのことです。
労働者の日としてのメーデーは、1886年5月1日に、「合衆国カナダ職能労働組合連盟(後のアメリカ労働総同盟)」が、8時間労働制を要求するデモを行ったのが起源だそうです。
当時としては、1日12時間から14時間労働が当たり前だったので、その要求はなかなか受け入れられませんでしたが、「第1の8時間は仕事のために、第2の8時間は休息のために、そして残りの8時間は、おれたちの好きなことのために」をスローガンとして、活動が行われました。
その後も、1889年には、第二インターナショナル創立大会で、1890年5月1日を8時間労働実現のためのデモを行うことが決議されました。
この日に、ヨーロッパ各国やアメリカなどで、第1回国際メーデーが実行されましたが、それ以後も労働者の権利を主張する運動や、国民がその時々の要求を掲げ団結と連帯の力を示す日として発展してきました。

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